初対面の相手と名刺を交わす場合、できれば相手の目を一瞬でも奪うことの出来る、インパクトの強いデザインのものを使いたい。
特にサロンやカフェといった店舗型ビジネス、女性フリーランスの名刺などでは、おしゃれで洗練されたデザインのものが欲しいと思う人も多いかもしれません。
そんな場合は、名刺デザインに枠(フレーム)を取り入れてみるのはいかがでしょう?
この記事では、実際に名刺デザインに流用できる商用OKのフリー素材を、イメージごとに全9選ご紹介いたします。
それに合わせて、枠(フレーム)を名刺デザインに取り入れる場合の、注意点について解説しますので、おしゃれで洗練された名刺を手に入れる一助としてください。
枠(フレーム)は無料のフリー素材を使おう

枠(フレーム)を取り入れた名刺を、パソコンなどを用いて自分でデザインする場合には、商用OKのフリー素材サイトから流用するのが便利です。
ここでは、Webや印刷物でも数多くのユーザーに利用されている、フリー素材サイト「イラストAC」からピックアップさせていただきました。
フリー素材サイト「イラストAC」
「イラストAC」とは、ACワークス株式会社が運営する、フリーイラストサイトです。
営利目的で作成する商業印刷物から、Webサイトなど、どんな媒体でも無料で掲載することができ、画像の加工(切り抜きや色変更)なども自由に行えます。
有料プランもありますが、基本は無料で利用できるということもあって、多くの利用者に愛されるサイトです。
イラストACからピックアップ!おしゃれ枠9選
それでは、実際にイラストACからピックアップした、おしゃれな枠(フレーム)を9選、イメージごとに分けてご紹介します。
シンプルな枠(フレーム)デザイン3選



洗練された枠(フレーム)デザイン3選



かわいい枠(フレーム)デザイン3選



枠組みのある名刺でおしゃれさを演出

名刺デザインのおしゃれさを、ワンランク引き上げてくれる枠(フレーム)。
ここでは、そんなおしゃれな枠(フレーム)入り名刺の効用について、改めて考えてみましょう。
枠(フレーム)デザイン名刺のメリット・デメリット
名刺に枠(フレーム)を使えば、通常のビジネス名刺と比べれば、圧倒的におしゃれなイメージの名刺を作ることができます。
しかし、美しくおしゃれな枠(フレーム)デザインですが、当然のことながらその分、文字などを記載できるスペースが狭くなります。
そのため、あれもこれもと詰め込みすぎると、文字が小さくなったり行間が狭くなったりと、かえって読みづらくなる場合もありますので、注意しましょう。
枠(フレーム)デザイン名刺の活用方法
ここでは、枠(フレーム)入り名刺を使う、名刺以外の活用法をご紹介します。
名刺サイズのカードに枠(フレーム)を印刷することで、おしゃれなイメージとなることを利用して、さまざまなカードデザインに応用してみてください。
ショップカードとして使う
おしゃれなカフェやBarといった飲食店、オリジナルブランドの輸入雑貨店など、店舗型ビジネスの場合は、ショップカードとして利用する場合に、枠(フレーム)入りカードは有効です。
表には枠(フレーム)とともに店名とスタッフ名だけを印刷し、裏に店舗データを印刷した名刺兼用のショップカードは、一石二鳥の利用価値があります。
招待状として使う
パーティやイベントといった大げさなものだけでなく、ちょっとした招待状として使うのもおしゃれです。
特にイベント告知ページのWebアドレスや、ZOOMを用いたパーティへの招待アドレスなど、軽い集いへのご招待といったイメージの招待状としては、サイズ感的にもピッタリなinvitationとなってくれるでしょう。
POPとして使う
おしゃれな小物を扱う個人経営の雑貨店や作家物の食器店など、こだわりの商品が並ぶ店舗で、枠(フレーム)入りのカードをPOPとして利用するのはいかがでしょう。
この場合はフリーサイトなどから転載した枠(フレーム)デザインではなく、店舗独自のオリジナルカードをあらかじめ印刷しておいて、その中に商品名だけ手書きするタイプのカードがおすすめです。
枠(フレーム)を使って名刺作成時の注意点

フリー素材・オリジナル素材に関わらず、枠(フレーム)を使って、実際に名刺をデザインする場合の注意点について解説します。
パソコンで枠(フレーム)入り名刺デザインを自作する場合には、これらのことに注意するよう気を付けてください。
フリー素材でも使用許諾条件を確認する
この記事で紹介したイラストACなどの、商用利用OKのフリーサイトでも、念の為ご自身の目でサイトの利用規約や使用許諾条件などを確認することは、Web上の素材を使う場合には今やマストの考え方です。
サイトへ利用登録を行えば、利用規約などの改変時は、メールで通知もありますので、無用なトラブルに巻き込まれないためにも、必ずチェックは忘れないようにしてください。
背景透明化をかける
この記事に紹介した素材、または他のサイトなどからダウンロードした素材を利用するなど、いずれの場合でも枠(フレーム)を利用する際はダウンロードした素材の背景を、一旦透明化して利用することをおすすめします。
そうすれば背景に別の色を付けることもできますので、フリー素材を利用した名刺デザインの際は、必ず必要な作業だと思っておいてもいいでしょう。
背景透明化は、Webブラウザで利用できる各種無料サービスが用意されています。
余白を設ける
名刺に枠(フレーム)をデザインする場合の注意点は、「余白を設ける」ということです。
ただでさえ限られたスペースに、枠(フレーム)と名前や住所などの情報をもれなく記載するためには、名刺のフチぎりぎりまで利用したいところですが、名刺の周囲に余白が用意されていないと、印刷会社での裁断の際に一部が欠けてしまう可能性もあります。
もし名刺の4辺を縁取りしたような枠(フレーム)デザインにしたい場合は、断ち切られる部分を考慮して、あらかじめはみ出したデザインとしておく(約3mmほど塗り足しをする)ことが必要です。
>>名刺作成時の「塗り足し」ってなに?なぜ必要なの?【実践解説】
オリジナルフレームを作る場合
次に、こうした無料サイトなどからの流用ではなく、オリジナルデザインの枠(フレーム)を利用した名刺のポイントについて解説します。
イラストやアイコンの転用はNG
小さなイラストやアイコンを組み合わせた枠(フレーム)は、女性向けのプライベート名刺などでは、かわいくおしゃれなイメージを演出することに役立ってくれます。
しかし、アニメやマンガのキャラクターを安易に利用するのは、仮にプライベートな名刺だとしても、立派に著作権侵害にあたりますので、厳に慎むよう注意してください。
>>【危険】アニメキャラクター入り名刺を作る|著作権侵害の現実
クラウドソーシングをうまく利用しよう
こうしたオリジナルの枠(フレーム)作成は、「ココナラ」などのクラウドソーシングサービスを利用すれば、比較的安価にデザイナーに依頼することもできます。
自身のブランドイメージを伝えたり、イメージに近い枠(フレーム)を、フリーサイトから探して、一緒にデザイナーに提示すれば、よりイメージにピッタリなデザインの枠(フレーム)を制作してくれるはずです。
まとめ
この記事では、名刺をおしゃれ、かつ洗練したイメージにまとめてくれる、枠(フレーム)入りデザインのコツを解説してまいりました。
それに加えてご紹介した、イラストACよりピックアップした9選の枠(フレーム)は、イラストACサイトで画像検索することにより、より高精細の画像データを利用することもできます。
こうした無料サイトや、オリジナルで制作した枠(フレーム)デザインを利用して、自身のブランドイメージを的確に伝えることのできる、おしゃれな名刺を手に入れてください。