名刺に音楽を入れるってどういうこと?ミュージシャンや作曲家におすすめの名刺

名刺に音楽を入れるってどういうこと?ミュージシャンや作曲家におすすめの名刺 コラム

一般的なビジネスシーにおいて、初対面の相手と名刺交換をするのは、もはや当たり前です。

それは企業に所属するビジネスパーソンだけに関わらず、フリーランスの方々についても同様でしょう。

特にクリエイティブな職種に就くフリーランスであれば、業種に見合った名刺を作って、自らのブランドをアピールしたいものです。

この記事では、そんなフリーランスクリエイターの中でもミュージシャンや作曲家など、音楽業界のクリエイター向けにおすすめできる、「音楽を入れた名刺」のアイデアをご紹介します。

自らが作り出す音楽が1番の売り物である音楽家の方々は、ぜひとも参考にしてみてください。

ミュージシャンや作曲家におすすめの音楽入り名刺

ミュージシャンや作曲家におすすめの音楽入り名刺
引用:Pinterest

初対面の相手に対して、自分の名前や所属を伝えるために使われる名刺ですが、その大きな役割の1つに「自らのブランドイメージをアピールする」というモノがあります。

それは音楽家にとっても同様で、名刺において音楽を生業としていることをアピールし、自分がどのような音楽家なのかを伝えることが、特にこれから名を成したいフリーの音楽家にとっては重要です。

音楽で稼ぐなら名刺に音楽を入れない手はない

では、ミュージシャンや作曲家といった音楽を生み出す職業の方にとって、自己のブランドイメージをアピールするために必要な名刺の条件というのは、いったいどういうモノでしょうか。

ギタリストであればギター、ピアニストであればピアノの鍵盤、作曲家であれば五線譜などを名刺デザインに取り入れるのは、確かに有効な手段です。

しかし、音楽で稼ぐ音楽家がもっとも伝えるべきブランドイメージは、やはり自らが生み出した音楽なのではないでしょうか。

となれば、名刺にもその音楽を入れないという手は無いのです。

音楽を名刺に入れるってどういうこと?

しかし、スマホよりも小さな1枚の紙切れに過ぎない名刺に、音楽を入れるというのは一体どういうことなのでしょう。

最新のIT技術を用いて名刺にマイクロチップなどを埋め込み、実際に音楽が聴ける名刺を作るという方法は、確かにあるかもしれません。

しかし、費用や技術の点からしてもそれはあまり現実的ではないでしょう。

であれば代案として、YouTubeや音声メディアといった「音楽を発信する媒体」を自らが保有し、それを名刺に掲載して宣伝するというのが、もっとも効果的な音楽入り名刺の作成方法です。

YouTubeやブログなど情報へのアクセス速度を上げる

最近はポップミュージックやクラシックなどのジャンルを問わず、YouTubeにチャンネルを持ち自らの音楽を発信する音楽家も少なくありません。

その場合、YouTube動画やMP3ファイルなどをブログに埋め込み、それを発信しているのではないでしょうか。

こうしたもっとも相手に伝えたいメディアのファイルやURLを名刺に掲載し、そこにアクセスしてもらうことで実際に自身が作り出す音楽に触れてもらう

そしてそのメディアへのアクセスポイントをできるだけ減らし、もっとも伝えたい情報へのアクセススピードを上げることが、音楽入り名刺を作る1番の目的です。

音楽入り名刺を作る方法

音楽入り名刺を作る方法
引用:Pinterest

では、実際に音楽入り名刺を作る方法は、どんなものがあるのでしょう。

ここでは、次のステップに添ってご紹介していきます

YouTubeやSNS、ブログなどを整理する

YouTubeやSNS、ブログなどを整理する
引用:Lit.Link

YouTubeやTikTokといったコンテンツに、ブログや公式ファンサイトなどのURL。

さらには各種SNSのアカウントまで、音楽家に限らず現代のクリエイターであれば、発信媒体を複数持っているケースは少なくありません。

こうしたメディアの1つひとつへ、名刺を渡した相手にアクセスしてもらうのが理想です。

しかし、そのすべてを名刺という限られたスペースに書き込んでしまっては、ごちゃごちゃしたレイアウトとなってしまい、視覚的にも情報整理の観点からも、かえってアクセスする気がなくなってしまうことも考えられます。

ですので、1番伝えたい情報だけをピックアップして掲載したり、それらのアドレスやアカウントを一覧にまとめたサイトやディスコグラフィーをWeb上に用意して、そのアドレスだけを名刺には記載する。

こうした情報の取捨選択や整理をすることが、自らのブランドイメージを決定づける音楽入り名刺を作る、最初のステップです。

>>TwitterやInstagramなどSNSアカウントのアイコンやQRコードを名刺に載せるには?

QRコードで情報へのアクセス導線を作る

QRコードで情報へのアクセス導線を作る

こうしてWeb上に作ったサイトやディスコグラフィーでも、そのURLを名刺にただ記載するだけでは、なかなかそこにアクセスしてもらうことは難しいと言わざるを得ません。

近年はビジネスシーンの中でもスマートフォンを利用することは多くなっており、気軽に情報へアクセスしてもらうためには、URLをスマホのカメラで読み取るだけで良いQRコードして名刺に掲載するのが、現実的にもっとも有効な手段です。

名刺を渡した相手にURLをいちいち打ち込んでもらうのではなく、QRコードで読み取るだけにすることで、伝えたい情報へアクセスしてもらう可能性と、スピードは格段にアップします。

*QRコードの商標はデンソーウェーブの登録商標です。

>>【LINE、インスタ】QRコード入り名刺が便利な理由と名刺デザインのコツ

AR名刺で直接アピール

まとめサイトやディスコグラフィーを用意して、それをQRコードで読み取ってもらうだけでなく、より直接的に自らの音楽をアピールする方法として、AR名刺の導入を考えてみるのも良いでしょう。

AR名刺とは、スマホにインストールした特別のアプリを用いることで、実際の3次元対象(この場合は名刺)をカメラで読み取れば、リアルタイムで登録された情報が画面に映るという、テクノロジーを駆使したシステムです。

AR(Augmented Reality:拡張現実)という名の通り、カメラを通して画面上にさまざまな特殊効果を再現して見せることができますので、YouTube動画はおろか、ライブシーンそのものを画面に映し出すこともできます。

アップルのARプラットフォーム「ARKit2.0」や無料アプリの「Araddin(アラジン)」など、いくつかのシステムで利用することができ、名刺だけでなくあらゆる「モノ」をスイッチとして登録しておくことが可能です。

難点はまだそれほど普及していないサービスのため、渡した相手がアプリをダウンロードしている可能性は、ほぼ皆無ということでしょう。

しかし、プレゼンなどの場で自らのスマホを使ってデモンストレーションをして見せれば、相手もシステム自体に興味をもって、アプリをダウンロードしてくれるのではないでしょうか。

>>初対面でインパクトを残す飛び出す名刺の作り方|AR名刺ってなに?

まとめ

この記事では、ミュージシャンや作曲家といった、自らが発信者である音楽家たちが、1番のPR要素である音楽を名刺に入れる方法について解説してまいりました。

自らが生み出す音楽がもっとも大きなコンテンツで、それで稼いでいる職種である以上、その音楽を名刺に入れこまないという考え方は、営業戦略上からみても考えられません

名刺のデザインや肩書にこだわるのも良いですが、もっとも自らのブランドを伝えることのできる、音楽そのものを名刺に掲載することによって、仕事を受注する強い武器としてください。

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