個人で稼ぐ力の大切さが叫ばれる近年では、フリーランスとして働く女性クリエイターたちも増えてきました。
そんな独り立ちした女性クリエイターが持つ名刺は、やはり大人女子にふさわしいシンプルで上品なモノであるべきです。
そこでこの記事では、女性クリエイターに向いた名刺デザインの実例を紹介するとともに、製作のヒントについて解説します。
大人女子らしい上品な名刺を手にしたい方は、どうぞお付き合いください。
女性クリエイターに求める名刺イメージ例

デザイナーやイラストレーター、Webライターやブロガーといった、近年女性人気も高いこれらのクリエイター。
フリーランスとして活躍していくためには、クリエイティブ作業だけでなく、営業から事務作業まですべて1人で行わなければならず、そのためにも名刺は欠かせない営業ツールです。
自らのクリエイターとしての作品の傾向を示したり、SNSやブログなどの発信媒体のアカウント・URLを掲載したりと、さまざまな役割を持つ名刺。
そこから取引相手が受けるイメージは、ブランディングのためにも自身のクリエイティブワークの方向性と合致したものとしなければなりません。
ここでは画像SNS【Pinterest:ピンタレスト】から抜粋した名刺デザインを、「かわいい」「カッコいい」「エレガント」という3つのキーワードに分けてご紹介します。
かわいい
ピンクやグリーンを中心とした女性らしい色づかいや、イラストを用いたデザインの名刺たち。
「かわいい」という印象を与える名刺の場合、おだやかな女性クリエイターのブランディングに役立ってくれるでしょう。
カッコいい
クールやシャープといったカッコいい印象を与えてくれる名刺は、男性名刺によく使われるイメージですが、フリーランスとして活躍する女性クリエイターにもおすすめのイメージです。
エレガント
エレガント=優雅というキーワードも、女性クリエイターの名刺にはおすすめのイメージです。
英語など横文字をうまくあしらったデザインは、特にネット社会で戦う女性フリーランスにはおすすめのデザインでしょう。
すべてを網羅した上品な名刺はシンプルが決め手
「かわいい」「カッコいい」「エレガント」といった3つのテーマに分けたデザインの実例をご紹介しましたが、どのデザインにも共通して見て取れるのは、「デザインがシンプルであること」です。
どのようなイメージで作ったとしても、上品な名刺とはすべからくシンプルであることが必須条件となります。
次章ではデザインを構成する各項目について、シンプルであるための条件とデザインのコツをそれぞれ解説します。
上品な名刺を作るヒント

上品なデザインの名刺を作るためには、やはりいろいろな意味でシンプルであることが求められ、それは単に掲載する情報量の話だけではなく、フォント選びや色づかいなど多岐にわたります。
- 情報量
- フォント
- 色づかい
- 用紙
ここではこの4要素について、シンプルかつ上品であるためのポイントをご紹介します。
シンプルな情報量
まずなによりもシンプルでなければならないのは、掲載する情報です。
通常フリーランスの名刺には次のような情報を掲載することが多いでしょう。
- 氏名
- 職業・肩書
- 連絡先
- SNSアカウント
- ホームページやブログのURL
例えば自宅で仕事をするフリーランスの場合、住所は記載しなかったり、自宅の電話番号は載せず携帯の番号のみ掲載したり、できる限り情報の取捨選択を行い最低限の情報のみ掲載するよう心がけるべきです。
SNSアカウントやURLが複数ある場合には、それをすべて記載するようなことはせずに、まとめサイトを作りそのURLのみQRコード化して掲載するといった工夫も、シンプルな名刺デザインの助けとなります。
また、使用する写真やイラストなども、画像同士がデザイン的渋滞を起こさないよう厳選したものだけを用い、シンプルなデザインとなるようセンスよくレイアウトしたいものです。
>>TwitterやInstagramなどSNSアカウントのアイコンやQRコードを名刺に載せるには?
>>オンライン時代の名刺交換【WEB名刺】ってなに?無料作成方法の紹介
フォントの統一
先に述べた名刺に掲載する情報の内、もっとも目立たせたい情報はどれなのかを選択し、そのコンテンツをもっとも大きくレイアウトすることになるでしょう。
そしてデザインバランス的にふさわしいフォントを選んで使用するわけですが、このフォント選びもまた大切なポイントです。
自身のブランディングに直結するフォント選びですが、どんなフォントを選んだとしても共通していえる注意点は、すべてのフォントイメージを統一することです。
大きいテキストに向いているフォント、小さいテキストに向いているフォントと、それぞれ向き不向きはあるものの、その系統を揃えておかなければ見る者に違和感を感じさせる物となってしまいます。
もちろん、画像や色づかいといった他のデザイン要素とのバランスが取れていることは最低条件です。
>>名刺をおしゃれに仕上げるためのフォント12選【選び方のNG例も紹介】
色づかいは3色まで

原色をカラフルに使い、POPなイメージを優先させたデザインの名刺を作るのであれば、数種類の色をあわせるのも楽しいものですが、普通に上品な名刺を作る場合には色は3色までに抑えておくのが無難です。
スペース内にあまりに多い色数が同居している場合、人の目にはごちゃごちゃと乱雑なイメージを与えてしまい、とても上品なイメージとはいえません。
同系色で揃えたり、補完し合う色で揃えたりと、それぞれのカラーチャートを用いて3色程度におさせて配色することが、シンプルで上品な名刺デザインのコツです。
>>【名刺に使う3つの色】基本12色のイメージとおすすめの職種【徹底解説】
上品な用紙選び
名刺づくりにおいて用紙選びも重要な要素です。
用紙は手ざわりという触感による情報を入ってきますし、デザインとの調和を考える上でもおろそかにすることはできません。
用紙自体に凹凸のないマット紙やコート紙のような用紙を使うのか、はたまた花がらや幾何学模様が全面に凹凸で表現されたエンボス加工紙を使うのか、はたまた紙自体に色がついた用紙を使うのかなど、その選択肢は千差万別。
デザインとの兼ね合いも考えることが、用紙選びには大切です。
>>こだわりの名刺を作りたければ紙の種類へのこだわりを持とう
まとめ
ここまで女性クリエイターが持つにふさわしい、大人女子をイメージさせる上品な名刺デザインについて考えてきましたが、どれも共通していえることは「シンプルであること」です。
- デザイン
- 掲載情報
- 色づかい
- フォント
- 用紙
これらすべてを単独ではなく、互いのバランスも考えつつシンプルに構成してこそ、大人女子らしい上品な名刺は出来上がります。
ここに上げた条件なども参考にしつつ、あなたのフリーランス生活を強力にバックアップしてくれる、自己ブランディングに役立つ最強のツールを手に入れてください。