近年のビジネスシーンにおいては、企業・個人を問わず、SNS(Social Networking Service/ソーシャルネットワーキングサービス)を有効活用するのは、もはやマストのブランディング手法といえます。
そのため、名刺を重要なPRツールと考えた場合、SNSアカウントは載せるべき最重要項目の情報です。
- SNSアカウントを使ってブランドPRをしたい
- 名刺にきれいにSNSアカウントを掲載したい
- 複数のSNSアカウントを名刺に載せる方法が知りたい
こういった方はどうぞ最後までお付き合いください。
企業や個人のブランドアピールを後押ししてくれる、効果的なPRツールとなる名刺を作成する、ヒントが散りばめられています。
SNSアカウントを名刺に載せる理由

現代のビジネスシーンにおいては、社名やブランド名、個人名に住所・電話番号だけでなく、ホームページのURLやメールアドレスから、SNSアカウントなど、載せなければならない情報が増えています。
名刺という限られたスペースにこうした情報を載せるためには、必要な情報の優先順位を考えて取捨選択したり、掲載方法を工夫しなければいけません。
SNSアカウントが無い企業は出遅れる
企業においてはブランドイメージをユーザーに対してアピールしたり、商品やサービスのマーケティングのためにも、SNSを有効活用することはあたりまえになっています。
ブランディングのためには公式HPを設置しているだけでは足りず、SNSを有効活用できない企業は、的確なユーザーニーズを捉えることはできません。
フリーランスなど個人のブランディングにおいても、仕事の受注や人脈形成のためにも、SNSの有効活用は必須条件となっています。
QRコード*化して情報へのアクセス率を上げる
名刺交換をした相手に自社や自身のブランドを、より強くアピールするためには、SNSやHPへアクセスしてもらう確率を上げる事が必要です。
そのためには、ビジネスシーンにおいてもスマホの利用があたりまえになった現状を踏まえ、SNSアカウントなどはQRコード化して掲載することをおすすめします。
スマホアプリでQRコードを読み取るだけであれば、アピールしたい情報までのアクションが少なくなり、アクセスしてくれる確率を上げることができるのです。
*QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
主要SNSのアイコン取得方法

企業においてもSNSを利用することがあたりまえになっている現代では、複数のアカウントを所有していることも多いでしょう。
このように複数のアカウントを名刺に掲載する場合、どのSNSかがひと目で分かるように、公式アイコンをアイキャッチとして利用するのがおすすめです。
ここでは、各SNS別の公式ロゴやアイコンを取得する方法と、注意事項をご紹介します。
Twitterのロゴやソーシャルアイコンは、次のサイトからダウンロードすることができます。
Twitterのロゴに使える色は、ブルーと白の2色だけで、その2色に関してもRGB、CMYK形式など色設定も決められています。
ユーザー名(@~~)やハッシュタグ(#~~)をロゴと組み合わせる場合、テキストサイズやロゴとのスペースも決められていますので、公式サイト内のブランドガイドラインをしっかりと確認するようにしてください。
Facebookのロゴやソーシャルアイコンは、次のサイトからダウンロードすることができます。
Facebookのアカウントを示す場合、「f」のロゴを利用することができます。
しかし、「Facebook」というテキストのロゴを使用することはできませんので、注意してください。
ロゴの色、比率などを変更することは認められておらず、また、ロゴ周辺に開ける余白の最低幅も決められていますので注意してください。
Instagramのロゴやソーシャルアイコンは、次のサイトからダウンロードすることができます。
よく見かけることのあるグラデーションがかかったアイコンは、Instagramの「アプリ」のためのアイコンです。
これが使えるのは、デバイス上で他のアプリアイコンと並べて表示したり、Instagramアプリをダウンロードしてもらう時のみと決められています。
そのため、名刺などに使う場合には「グリフアイコン(Glyph Icon)」と呼ばれるアイコンを選択しなければなりません。
公式サイトから提供されたグリフアイコンであれば、単色(ベタ塗り)のアイコンの色を変えたりするカスタマイズは、自由に認められています。
You Tube
You Tubeのロゴやソーシャルアイコンは、次のサイトからダウンロードすることができます。
ダウンロード自体はこのサイトからかんたんにできますが、You Tubeのブランド要素(ロゴなど)の利用に際しては、いかなる理由があろうとも必ずYou Tubeの審査を経て承認を得る必要があります。
LINE
LINEのロゴやソーシャルアイコンは、次のサイトからダウンロードすることができます。
LINEのロゴ、アイコンを利用する場合は、色・形などを含めて、すべてのデータを変形・加工せずに利用することが原則とされています。
また、アプリアイコンのみダウンロードすることが可能で、視認性と独立性を確保するために、アイコン周辺の余白(アイソレーション:不可侵領域)を設けることと、最小使用サイズが決められています。
Pinterestのロゴやソーシャルアイコンは、次のサイトからダウンロードすることができます。
Pinterestのテキストロゴは、企業のブランドロゴとなりますので、どんな理由があろうとも他者が利用することはできません。
「p」の文字が背景と同じ色を利用している限りは、仕様色に関しては原則自由に決定することができます(コントラストがはっきりしない色調は不可)。
複数のSNSアカウントを名刺に載せる方法

テキスト、QRコードのいずれの場合でも、複数アカウントを名刺に載せるには情報を整理する必要があります。
そのためのアイデアについて、ここではご紹介します。
SNSまとめサイトをQRコード化してアップする
企業の公式ホームページ内に、自社で使用するSNSアカウントをまとめたページを作り、そのページのURLをQRコードにまとめれば、名刺には1つのQRコードを載せるだけで済みます。
>>【LINE、インスタ】QRコード入り名刺が便利な理由と名刺デザインのコツ
Lit.Linkへ複数のSNSアカウントをアップする

フリーランスなどの場合は、複数のSNSアカウントやブログURL、メールアドレスなどをまとめて、プロフィールページを作る事のできる「Lit.Link」という無料サービスを利用することをおすすめします。
Lit.Linkはパソコンのブラウザ、スマホアプリのどちらでも利用することができ、LINEアカウントと連携させれば、かんたんにプロフィールページを作成することができます。
デザインもあらかじめテンプレートが用意されていますので、個人のブランディングツールとしては、非常に便利なサービスです。
まとめ
この記事では、企業や個人のブランディング戦略には欠かせない、SNSアカウントを名刺に掲載するメリットに合わせて、各SNSのロゴデータを取得する方法を解説。
あわせて、複数のSNSのアカウントを整理して掲載する際に、有効な2つの方法をご紹介しました。
いずれの方法を選択するにしても、現代のマーケティングにおいては欠かせないSNSアカウントを使って、名刺というもっとも身近なPRツールを有効活用してください。