名刺レイアウトの基本ポイント|おしゃれな名刺デザインのコツとは?

名刺レイアウトの基本ポイント|おしゃれな名刺デザインのコツとは? コラム

今までのように企業に所属した働き方だけでなく、ネットビジネスなどフリーランスとして働く職業が増えてきた昨今。

しかしネットビジネスとはいっても、ビジネスである以上たまにはクライアントなどと直接会って、打ち合わせなどを行うこともあるでしょう。

そんな時に必要なのが、自分の顔となる名刺ですが、クリエイティブな職種であればあるほど、オリジナリティに溢れるおしゃれな名刺を作りたいものです。

この記事では、フリーランスをはじめとしたクリエイティブ職の方々が、おしゃれな名刺を作成する際のデザインやレイアウトのコツについて解説いたします。

おしゃれな名刺デザインはレイアウトで制す

おしゃれな名刺デザインはレイアウトで制す

おしゃれな名刺とひとことでいっても、そのイメージはさまざまです。

例えば

  • スタイリッシュ
  • クール
  • かわいい
  • 格調高い
  • ポップ

などなど

言葉のイメージだけでも人によって印象はこのような差があり、それぞれのイメージを演出するには、レイアウトの基本をおさえることが必要です。

名刺レイアウトの基本

名刺のレイアウトの基本は大きく分けて、

  • 縦書きと横書きのイメージ
  • 文字配置を揃える
  • 目立たせる工夫をする
  • 余白を活かす
  • 情報量の整理

という、大きく分けて5つの要素で考えることができます。

縦書きと横書きのイメージ

名刺のレイアウトを考える前に、まず最初に考えておきたいのは、名刺の文字列を「縦書き」か「横書き」にするかということです。

しかし、「おしゃれ」な名刺を作成すると考えた場合、日本語に適した日本古来の縦書きは、メルアドやURLなどの英字表記にも向いていないためおすすめしません。

おしゃれな名刺を作ると考えた場合は、用紙を縦・横のどちらで配置したとしても、文字は横書きとすることを前提で考えましょう。

文字配置を揃える

名刺のレイアウトを考える上で、次に考えるべきは文字の配置を揃えることです。

文字を左右、中央のどこかに合わせて配置することが、もっとも手軽に整った印象の名刺を作るコツです。

左揃えの特徴

左揃えの特徴

もっとも一般的な記載方法です。

比較的かっちりとした印象の名刺を作りたい場合には、この左揃えの配置を選ぶと良いでしょう。

右揃えの特徴

右揃えの特徴

文字を右側に揃えると、それだけでオリジナリティのあるイメージが演出できます。

スタイリッシュな名刺を作りたい場合は、右揃えをうまく扱えば、きれいなレイアウトを作ることができるでしょう。

センター揃えの特徴

センター揃えの特徴

文字をセンター合わせで配置することによって、左右に振った場合とは違う上品な雰囲気を演出することができます。

しかし、センター合わせのレイアウトはより文字の大きさなどにも注意する必要があり、うまく配置しないと雑多な印象を与えてしまうので注意しましょう。

目立たせる工夫をする

次に名刺に入れ込んだ情報の中で、どこを一番目立たせるのかを決めます。

一般的には個人の名前を目立たせることになるでしょうが、職種によっては会社名やブランド名を目立たせたい場合もあるでしょう。

バランスを考える

情報の中からどこを一番目立たせたいのかを決めたら、次はそれを一番大きな文字として、それ以外の文字との大きさの差を決めます。

この時、それぞれがあまりにもバラバラな大きさにしてしまうと、名刺自体が散漫な印象となりがちなので注意しましょう。

フォントを選ぶ

文字のフォント(書体)もその名刺が人に与える印象を大きく左右します。

そのため、どんなフォントを選ぶかによって、名刺自体のイメージ、ひいてはあなたの成す仕事やブランドのイメージにも直結しますので、フォントの選択は非常に重要です。

フォントに関してはこちらの記事もご参照ください。
>>名刺をおしゃれに仕上げるためのフォント12選【選び方のNG例も紹介】

明朝体系
横線に対して縦さんが太く、横線の右端が「止め」として三角形になった書体。名刺のようなデザイン的アイキャッチ性よりは、読むための文章に向いていて、かっちりとして堅い印象を与える。

ゴシック体系
縦横の線が同じ太さで構成された書体で、角がある「角ゴシック」と角を落とした「丸ゴシック」の2つの系統がある。ポップ、クールなどのイメージで、文字が目立ちやすい。

筆書体系
主に日本語を筆で書いたようなフォント(毛筆体)と、万年筆で英字の筆記体を書いたような抑揚のあるフォント(スクリプト書体)に分かれる。いずれも人が手で書いたようなフォントで、文字自体に流れがあり、クール、スタイリッシュなどのイメージ。

デザイン書体系
太いマジックで書いたようなPOP体や、手書き風の書体の他、特別に作られたデザイン性のある特殊なフォントで、様々な種類が存在する。どれも個性的なフォントばかりなので、特定の職種によっては独自のイメージを演出しやすい。

文字色の工夫

レイアウトとは意味合いが違いますが、デザインを考える上では文字の色やロゴの色を工夫することも、おしゃれな名刺を作成するポイントになります。

  • 黒色:もっとも一般的で、受け取った人にももっとも無難に受け入れられる色。
  • グレー:黒よりも少し薄いグレーとすることで、よりスタイリッシュで落ち着いたイメージを演出。
  • 青色:信頼や誠実、知性などを連想させる色で、クールなイメージ。
  • 緑色:健康、新鮮、癒し、安全などを連想させる色で、オーガニックなイメージ。クリーンなイメージが欲しい職種に向く。
  • オレンジ色:元気で陽気、あたたかい印象を与える色。
  • ピンク色:やさしく幸せを連想させる色で、女性向きのかわいい名刺を作りたい場合に向く。
  • 赤色:情熱や勢い、アクティブでパワフルといった印象だが、「赤字」につながるというイメージのため、ビジネス名刺ではロゴ以外に使うのは難しい。

余白を活かす

おしゃれな名刺に限らず、バランスが良く受け取った人に好印象を与える名刺は、余白の活かし方がポイントです。

名刺の端からの余白

名刺に盛り込みたい情報が多いからといって、名刺の上下左右ギリギリまで文字をレイアウトしてしまうと、名刺自体が窮屈な印象となってしまいます。

それぞれの端から適度な余白を持ってレイアウトすることが、おしゃれで目立つ名刺を作るコツです。

行間・文字間の余白

上下左右に余白を設けるとともに、文字と文字の間隔、行間なども適度な余白を設けるようにします。

これは目立たせたい部分の周囲には余白を大きめに設け、それ以外の情報は詰めぎみにレイアウトするなどの工夫も有効です。

情報量の整理

名刺には余白を設けることが大切ですが、そのためには書き込む情報量を取捨選択して、ある程度整理してあげる必要があります。

その際、裏表を利用することを前提に、それぞれに入れる情報を考えても良いでしょう。

一般的に名刺の中に入る情報はおおむね次の通りだとは思いますが、その中で何が必要なのかを吟味して選ぶようにします。

  • 会社名(ブランド名)
  • ロゴマーク
  • 肩書
  • 個人名
  • フリガナの英語表記など
  • 住所
  • 電話番号
  • ホームページURL

まとめ

この記事では、「おしゃれな名刺はレイアウトで制す」として、オシャレ名刺をレイアウトする際のポイントについて、

  • 縦書きと横書きのイメージ
  • 文字配置を揃える
  • 目立たせる工夫をする
  • 余白を活かす
  • 情報量の整理

の5つに分けて解説してまいりました。

こうしたレイアウトの要素の他に、例えば背景色の設定や、イラストや装飾の挿入など、おしゃれな名刺を演出する方法は数多くあります。

しかし、要素の1つひとつを組み合わせて、おしゃれな名刺を作成するには、やはりそれなりのデザインセンスも必要となります。

最近では無料でデザインができるクラウドサービスや、無料画像などもありますが、ここはやはりプロのデザイナーに依頼することも考えてみるのも良いでしょう。

名刺印刷を専門に引き受けるWebサイトなどでは、既成のテンプレートを選ぶだけでなく、オリジナルデザインの製作を引き受けてくれる業社もありますので、一度検討してみてはいかがでしょう。

>>無料で使える名刺作成ツール【CARDie】

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